近未来オステオインプラント学会 第10回学術大会
 約20年前にスタートした実践インプラント4ヶ月コース受講生よりコース終了後も歯科医学を一緒に勉強したいとの要望が多く届けられ、2008年に元日本大学松戸歯学部生化学・分子生物学講座教授 安孫子宜光先生の助言とお力添えのもと発足した当学会も10周年の記念大会を開催するまでに発展してきた。会員数は多くない学会ではあるが、それだけに会員相互で研鑽し合い当学会が今後も明るい歯科界となっていく礎の一助となれば幸いである。
 当学会は一般市民に対しても視野を広げ、歯科医学の発展と国民の健康増進に寄与することはもとより、会員全員の学術・技術・人間性の向上、医院経営の安定化を目的としている。 開業医中心の当学会発足以来10年が経過し、現在会員数717名で認定医・専門医・指導医制度施行細則に基づき、72名の認定医(専門医合格者は除く)、114名の専門医、28名の指導医を輩出してきた。毎年3月に会則に基づいた取得試験を実施している。
インプラント治療の研鑽だけでなく、歯科医療全般の基礎から最新技術まで取得できる各種セミナー・講演会・症例検討会を学会主催および全国20支部ごとに行っている。
毎年7月に開催している総会・学術大会も今年が10周年の節目となり、ますますの発展を願っている。
 第10回総会・学術記念大会の午前の部は第1回から第3回までの最優秀受賞者によるプレーバック講演と新インプラント・ファインシアのモニター報告が行われます。午後の部のシンポジウム「インプラント治療10年の変遷」パート1ではインプラント周囲の骨造成の現在、パート2では抜歯からインプラントへのプロセスを再考する「即時vs待時vs温存?」と題したスペシャリストの講演とディスカッションは、臨床に役立つ回答が期待できると思います。また会員発表のポスターセッションの質疑応答は充実するものと確信しております。
 我々近未来オステオインプラント学会は学会員になることが目的ではなく、学会員になってインプラント治療の向上を目指して日々研鑽している学会であると思っています。何故なら日頃全国にある20の支部で研鑽を積みながら年に一回開催される学術発表会にて各支部代表者が支部の威信をかけて発表し、発表内容・プレゼン力・オリジナリティーを採点基準として参加者全員の投票により毎年最優秀賞を選出することにより学術研鑽と日常臨床の向上に努めているからです。
 今回は10周年を記念して午前中のセッションで3人の最優秀賞を獲得した先生に、当時発表した内容の経過観察と現時点での評価を発表して頂くことによって、今後の日々の臨床に大いに役立つ内容になると思います。
午後のセッションはインプラントの変遷と共に進化した埋入部位の概念・術式・材料等について、反省と評価を踏まえながらディスカッションし、今後のインプラント治療の指標となることを目標に企画しました。